日産 エルグランドの話

日産 エルグランドは1997年に初期型のE50がデビューし、2回のフルモデルチェンジを経て現行のE52となりました。

E52のデビューは2010年8月で、2014年1月にマイナーチェンジを行います。

その時外観(特にフロント周り)に大きく手を加えられ、かなり立派なものになりました。

しかし販売面で見ると、トヨタ アルファード/ヴェルファイアに敗北続きで、販売台数は1000台を割り込んでいます。

つまり、苦戦している訳です。

では一体、何故苦戦しているのでしょうか?

 

まず、E51からE52になった際に、駆動方式がFRからFFに変更されました。

これは低床化のための変更なんだそうです。

これにより、室内高が高くなるかと思いきやそうではなく、むしろ低くなってしまいました。少なくとも私はそう感じています。

それと同時に、トランスミッションは5ATからCVTに変更。

エンジン出力もついに280馬力に達し、発進加速も良好。

かと思いきや、これもそうではない。

某レビューを見ても加速に関して不満の声が挙がっています。

しかし乗り心地はかなり良くなったようで、これに関しては本当に評判が良いんですね。

FFに変わっても走りは相変わらずで、流石はエルグランドといったところ。

しかしバックドアの開口部が高い等様々な要因が重なったのか、最初に書いた通り思うような販売が出来ていないようです。

原因があるとしたら、

①駆動方式を変更した恩恵の少なさ

②重いボディにCVT

③積載性

ここにあるのではないかと考えます。

では、どうしたら再び頂点に立てるのでしょうか?

 

エルグランドを再び高級ミニバンの頂点に立たせたいのなら、まずFRに戻すと良いのではないでしょうか?

FFにして大きな変化をもたらせなかったのであれば、これはFFにする必要はありません。

FRならば他社との差別化を図れますし、運動性能も向上させられるでしょう。

次にトランスミッションを再びATに戻す。

6ATとかが良いのではないでしょうか?

6DCTも良いかもしれません。

更にバックドアを大きく。

これにより積載性も向上し、荷物も載せやすくなるでしょう。

もう1つ注文するとしたら、グレード体系の見直しでしょうか。

現在の体系は、あまりにもハイウェイスター主体すぎると思うんです。

ですから、もっと過去にあったXLやV等を増やしていった方が良いと思います。

 

この間、エルグランドが今年の8月にマイナーチェンジするという情報をキャッチしました。

安全面の強化がメインだそうですが、一体どこまで進化するのでしょうか?

非常に楽しみですね。


今回もこれ位にします。

それではまた!