次期エルグランドについて考えてみる

この記事を書いてからおよそ5年の歳月が経過。

3代目のE52は今年で10周年を迎えることになります。

ここまでのモデルライフになると、やはり様々な場所でフルモデルチェンジが噂され、予想記事が多数出回ります。

そこで、本ブログも予想してみようではないかということで、今回は次期エルグランド “E53”について予想してみます。

 

なお、この記事は完全に妄想記事の為、信憑性は無いものと考えてください。

あくまでエンターテイメントということでどうかひとつw

 

 

 

 

e-POWER搭載は考えられない

大抵の次期エルグランドの予想記事に載っているのがe-POWERをラインナップに加えるということですが、私としてはそれは無いのではと予想しています。

何故なら、明らかにキャパシティが足りないからです。

 

ミニバン初搭載のセレナを見てみると、従来仕様(S-HYBRID)と比較した場合、トルクに関しては圧倒的にe-POWERですが、馬力に関しては従来仕様に軍配が上がります。

もっとも、市街地主体の走行条件であれば圧倒的にe-POWERの方が良いでしょう。

燃費は良いですし、パワフルですし、何よりエンジンが1.2Lですから税金が安い。

しかし、これが山道となると電気の消費が激しくなり、1.2Lのエンジンは唸りっぱなし。高速道路を走れば今の電気自動車の特性上、燃費がガタ落ちしてしまいます。

 

これが2トンクラスのエルグランドに載せるとなればもっと負荷がかかりますから、まともに動くか疑問な訳ですよ。

これについてはエンジンを1.5Lにするという説が有力で、モーターもリーフe+用の高出力なものを持ってくれば動力面でも不満は出なさそう。しかもエルグランドレベルの大きな車体になれば、バッテリーも置き放題でしょう。

ただそうなると、14.8km/Lというトヨタ アルファードハイブリッドの燃費に勝つのは難しいような気がします。

それならば、動力性能的に2.5L仕様と近い、エクストレイルにも搭載するハイブリッドシステムをそのまま持ってきた方が確実ではないかというのが本記事での予想です。

しかし依然として燃費的に厳しいのは事実ですから、どういった改良を行うかは気になるところですね。

 

 

 

 

待望のVC-Tを投入?VR30の投入も?

10年の歳月を経ると、エンジンそのものも大きく進化しています。

可変圧縮比エンジンのVC-T(KR20DDET)は良い例ですよね。

その名の通り、必要に応じた圧縮比に変えられるエンジンですが、スペックが確か2Lターボで270馬力。トルクも35キロ位あるのかな?

日本語表記のスペックを見つけられなかったのでここら辺は曖昧ですが、もしこの通りであれば現行3.5LエンジンのVQ35DEと比べるとパワーは若干劣ります。しかし、燃費は確実に向上しますよね。

ライバルのアルファードは3.5Lで300馬力程度出ていたと思いますが、正直動力性能は既に必要十分以上ありますし、一方で今エルグランドが求めているのは燃費の良さではないかと思うのです。しかも2Lということで税制上も有利。

それであれば若干パワーダウンしても、VQ35DEの代替機としてVC-Tを搭載するメリットは大きいのではないでしょうか。

 

但し、これはダウンサイジングになりますし、直列4気筒化が市場に受け入れられるかどうかは懸念点ですね。

例えばホンダ ステップワゴンは、ダウンサイジングエンジンとして1.5Lターボを投入しましたが、排気量が小さくなることによってパワーダウンしているのではないかという懸念を生み、また排気量が小さい分車格が下のように見られ、販売面で当初苦戦したと言います。

後にハイブリッドの投入でこの状況は打破したようですが、その点が特に重要視されるであろうエルグランドがこれをやった時の影響がどこまで出るのか気になるところですよね。

 

その懸念無しに搭載できそうなエンジンとして候補に挙げたいのが、3LツインターボのVR30なんですよね。

国内向けには現行スカイラインから搭載されたエンジンで、出力を最も抑えた仕様でも300馬力オーバー、40キロ台のトルクが出ています。

VQ35と比較してパワーは上がっていますよね。

V6エンジンですから上質ですし、排気量もそこまで小さくならない上にツインターボという響きも良い。

しかもあのスカイラインと同じエンジンで、更にはGT-Rと同じ“VR”の名前が付いているという点で、所有欲を満たしてくれますよね。

燃費に関してはスカイラインWLTCモードで10km/Lですから、エルグランドに搭載すると何だかんだで9km/L程度かなと思います。

アルファードの3.5Lと比べると見劣りしますが、税金と先述のエンジンの価値と比べると相殺して余りあるのではないかと。

 

しかし、VR30にも懸念点があります。

確か今までFR車以外に搭載されたことが無いんですよね。

一方エルグランドは現行からFFとなっていて、恐らくはFF向けにVR30を造り変える必要が出てきます。

その分のコストと手間を考えた時に、果たして搭載すべきという判断になるか疑問が残ります。

それと関連して次の話題へ行きます。

 

 

 

 

FF+CVTか、FR+7速ATか!?

それならいっそのこと駆動方式をFRに戻してしまおうかという予想ですw

今の自動車業界の潮流は、CVTよりも多段ATであるように感じます。

例えばFRにすれば、恐らくはVR30をほぼそのままの形で搭載できますし、今の日産には7速ATがありますから潮流に乗ることも出来る。

また、元々エルグランドはFRでしたし、高級車=FRという認識があるのもまた事実。

 

これはFFでは出来ないことなんですよね。先述の通りであればVR30はそのまま載らないし、確かFF向けのトランスミッションCVTしか無い。

欧州向けジュークには7速DCTがあった気がしますが、それを日本に導入しないということは、日本には合わないと考えている可能性があります。

また、それに合わせられるエンジンが1Lターボですから、エルグランドの出力に耐えられる設計になっているかは分からない。

そういった背景を考えると7速DCTは考えられず、CVTを引き続き採用すると考えるのが自然かなと。

 

しかしCVTも改善され続けている訳で、一概に悪いという訳ではない。

そうなると多段ATの採用を無理して行う理由もない訳です。

一方でFRは駆動ロスが大きく燃費が伸びないとされている一方で、CVTはベルト駆動でこれまたロスが発生する。

これらを全て考慮した上で、どちらが採用されるのでしょうか?

 

私はFR+7速ATが良いですが、可能性はFF+CVTの方がかなり高いでしょうw

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

話題が絶えないエルグランド、そして日産自動車

次なる一手に期待したいですね。

 

今回はこの辺で。

 

それではまた!