日産の臨時株主総会で出てきた新車情報まとめ

本日2020年2月18日に、日産自動車の臨時株主総会が開催されました。

global.nissannews.com

今回の株主総会は、新役員の就任に関する議決がメイン。

YouTubeで生配信も行われていましたが、やはり荒れていましたね。

株主からすれば株価は下がるわ配当カットだわで、怒り心頭は当然と言えば当然ですが、一方で会社側の仰る通りという部分も多かったですからね。

厳しいところであります。

 

さて、本ブログでは先日も取り上げた今後の日産の新型車についてですが、この臨時株主総会で様々な情報が出てきました。

本記事ではその情報について取り急ぎお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

新型ルークスは2月25日発表で確定

これは13日に行われた第3四半期決算発表の時にも同様の発言がありましたが、新型ルークスが2月25日に発表されることが明らかとなりました。

ルークスは軽スーパーハイトワゴンと呼ばれるジャンルの車で、ご存知の通りダイハツ タントやホンダ N-BOXがライバル車となります。

タントとN-BOXは、日本国内における販売台数首位を巡って激しい争いを繰り広げていることからも、このクラスの人気度の高さが分かりますが、このタイミングで新型ルークスを投入することで、日産も首位争いに加わります。

プロパイロット等の先進装備の内容は、昨年発売されたデイズと概ね同一とみられますが、それ以外にどのようにしてルークスの魅力を引き出していくのか注目ですね。

なお、本車両は三菱でもekスペースという名前で発売され、既に詳細が発表されています。

気になる方は、先に公式サイトを確認してみると良いかもしれないですね。

 

 

 

 

シルフィは規制の関係で“一旦”生産終了

私は本日まで知らなかったのですが、シルフィはEOP(=生産終了)を迎えたそうです。

海外では新型が発売している中で、日本は未だに従来型でしたのでそのうち日本向けは無くなるとの噂もありましたが、実際は規制の関係とのこと。ここで言う規制は、例えば安全面とかそのようなことだと思います。

この対応だけの為に従来型をリニューアルするのではなく、このタイミングで新型車に移行しようという判断だったそうです。

とにかく日本向けにも新型が発売されるということでしたから、これは期待せずにはいられないですね。

 

 

 

 

強力ライバル車発売間近もノートに秘策あり?

ノートは2017年~2019年の3年間、コンパクトカークラスでの販売台数日本一を記録しています。

その好調を支えているのは、皆さんご存知e-POWERです。従来のエンジンを発電専用に使い、モーターのみで走る。ガソリン車の使い勝手はそのままに、電気自動車の走りを体感できるとあって多くのユーザーから大好評のシステムです。

この快進撃を、他社も黙って見ている訳にはいきません。トヨタヴィッツ改めヤリスを、ホンダは新型フィットを投入します。この力の入れようが半端じゃないんですよ。

例えばヤリスは、あらゆる面で先代のヴィッツを大きく超える進化を遂げているとされており、フィットは使う人の心地よさを徹底的に追求し、復権に向けて動き出しています。

この2車種はコマーシャルにもかなり力が入っていて、本気でトップを狙いに来ている訳です。

この状況に対して日産は、e-POWERの魅力は競合他社が新型車を投入してもまだ引けを取らないとする一方で、モデルそのものはやはり古くなってきているという見解を示していました。

それを受けて首位を守る戦略も考えてあり、例えばe-POWERの更なる高出力化等を検討しているとのことでした。また、新型の投入時期の検討も始めていくとのことです。

これらを総合して考えると、ノートは今年フルモデルチェンジは無いにしても、何かしらの改良があると言えそうです。

 

 

 

 

バリエーションは再び拡充もキューブ、ジュークは不透明

最近、国内市場での販売終了が相次いでいる日産車。代表例はジュークですよね。キューブに関しては海外向けも販売終了しました。

これは販売車種の整理の一環で行われているとのことで、今後新型車を再び投入することで、日産車が課題としているモデルライフの長さを改善するだけでなく、バリエーションも再び拡充していく方針のようです。

総会内で挙げられたワードは「EV」と「SUV」の2つ。前者は日産が得意とする分野で、後者は最近日本市場で活発なジャンルですね。

販売台数の改善という観点で見ればこれは至極真っ当ですよね。

ただ、具体的な名前が挙がることはなく、新型ジュークが日本市場で販売される可能性は現時点でも低そう。キューブに関しては完全に当てはまらないですよね。

…そういえば、かつてキューブベースのEV試作車が作られたことがありましたね。

意地でも可能性を残していきたいところでありますw

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

今後の企業戦略に関わるために具体的な内容の言及を避ける部分はやはり見られましたが、それでも有益な情報は多かったかなと思います。

今後の日産に引き続き期待したいところですね。

皆さんはどう思われましたか?

 

今回はこの辺で。

 

それではまた!