2020年のSUPER GTのGT500チャンピオンマシンを予想する

お久しぶりです。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

私は相変わらず元気に過ごしておりますw

 

さて今回は、いよいよ日付変わって本日7月18日、明日19日に第1戦が開催される2020年のSUPER GTのチャンピオンマシンを予想したいと思います。

 

なお、ここで言う“マシン”とは、GT-R、GRスープラNSXというように大まかな車種を指していて、カルソニックインパル、au TOM'S、レッドブル無限のような具体的なチーム車両を指すものではありません。

また、予想には一部ネタが含まれますw

 

読まれる方はこちらの点にご留意頂ければと思います。

 

 

 

 

 

ジンクス通りならばGRスープラで確定

いきなり“確定”の字が出ましたねw

 

SUPER GTには、GT500に新型車が投入された年は、その車両がチャンピオンが獲得するというジンクスがあり、過去には日産 GT-R、ホンダ HSV-010、レクサス SC430/LC500がデビューイヤーにチャンピオンを獲得しています。

一方で今年、完全な新型車両であるGT500車両はGRスープラのみ。

つまり、このジンクスを字面通り受け取れば、チャンピオンマシンはGRスープラということになります。

というより、このマシン以外考えられないんです!

 

…随分簡単な予想ですねw

流石にこれだけでは色々マズいですから、少し真面目に考えますw

実はLC500の開発が始まって以降、レクサスは基本的に好調でした。

これが今年からトヨタに戻ったとしても、開発環境は恐らく従来のままですから、この好調ぶりは維持されていると考えるのが自然です。

事実、ここまでの公式テストでも、タイムだけを見ると常に良い位置に居ます。

順調な開発、新型車のジンクスがあることを考えると、今年はGRスープラがチャンピオンとなると考えるのが自然でしょう。

 

 

 

 

 

NSXのFR化はハンデなのか

昨年度まで駆動方式をMRとして戦っていたNSXですが、今年は規定に合わせてFRに変更されました。

一般論で言えば、駆動方式の変更は大掛かりなものであり、これが開発を進めていく上で大きなハンデになります。

そうなると、今シーズンはライバルと競えるだけで合格点であり、チャンピオンを狙うのは難しいということになります。

 

しかし本記事では、これに一石を投じたいと思います。

GT500は2014年より、モノコックの部分が共用化されていますが、これはFR向けに設計されています。

一方、NSXは昨年までMRで、これは市販車と少しでも近いイメージを持つためとされています。

つまり、ホンダは今までFR用のモノコックを無理矢理MRにして使っていた訳で、それを本来想定されていたFRとして今年は使いますから、今までよりはむしろ開発しやすい状況にあるのではないかと思うのです。

また、規定に合わせたことで、従来MRであることによって発生していた駆動方式によるウェイトハンデが無くなりますので、より好条件になります。

ですから、NSXにとってはFR化は決してハンデではなく、むしろ有利な条件になっているのではというのが、本記事の予想です。

 

 

ちなみに余談ですが、先程新型車のジンクスの話で、“字面通り”ならGRスープラと述べました。

では、“字面通りではない”場合はどうでしょうか?

恐らくは今年のNSXが該当すると思われます。

2014年、ホンダとレクサスは完全な新型車両を投入しましたが、チャンピオンを獲得したのは日産 GT-Rでした。

これには2つの考え方が出来ますが、1つ目がベース車両がGT-RからGT-Rニスモに変更されたという考え方。

確か2014年からニスモに変更されていた気がしますから、このグレード変更を新型車として扱うことで、ジンクスが成立します。

 

もう一つの考え方が、レース車両が新設計になったこと。

2014年は、DTMとの車両規定の統一に向けた第一歩を踏み出した年ですが、GT-Rも勿論その規定に合わせた変更をしています。

これがエンジンのみならず、モノコックから何からほぼ全てが変わった変更だったんですね。

一方で今年のNSXは、駆動方式をMRからFRに変えるという大掛かりな変更をしており、事実上の新型車と言えます。

つまり、ジンクスがNSXにも適用される可能性があるということになります。

 

 

 

 

 

GT-Rは満を持してプレチャンバーを投入か

唯一、ジンクスが適用されないGT-R

昨年は最終戦までチャンピオンの可能性を残すも、残念ながらチャンピオンになるまでは至りませんでした。

 

しかし2019年のGT-Rは、当時他の2台と違う部分がありました。

それが“プレチャンバー”です。

ここではプレチャンバーの具体的な説明は避けますが、要はパワーを飛躍的に向上させる技術とお考え下さい。

これを昨年、ホンダとレクサスは投入する一方、日産は投入していなかったと言われています。

この話を事実として考えると、GT-Rはプレチャンバーを搭載しないというある種のハンデを背負いながらも、チャンピオン争いを繰り広げていたことになります。

所謂17年規定仕様は遅いと言われていたGT-Rは、実はそれなりに速かったのではというのが、本記事が唱える説です。

それ以上に昨年度はツイてなかったかな?という気がしています。

 

そして今年、GT-RはエンジンをNR20AからNR20Bに変更されます。

これは、プレチャンバー搭載を意味しているという予想が飛び交っています。

運に振り回されないことは勿論ですが、昨年互角に戦った車両にプレチャンバーを搭載するということで、きっと素晴らしいレースをしてくれると期待しています。

 

ただ、ジンクス的にはチャンピオンは厳しいか…?w

個人的にはGT-Rを一番応援してしていますから、頑張って欲しいところです。

しかし、開幕戦はGT-Rが持っていくのではないかと予想しています。

チームは12号車カルソニックインパルGT-Rで。

ちょっと期待してしまいますねw

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

SUPER GT 2020 Rd.1は日付変わって本日7月18日が練習走行、明日19日が予選・決勝です。

待ちに待った開幕戦。無観客開催となった中、この開幕戦を制するのはどの車両か?

そして、今年のチャンピオンはどの車両となるのか?

今年も楽しみですね。

 

 

今回はこの辺で。

 

 

それではまた!